一色淡生の全体面線点

思い付いたこと書く

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書き取り

私がオキーフといた時、彼女は私に、歩くこと、光のこと、ただあること、見ることについて話してくれた。
今回文章を書くにあたって、私は私なりのやり方で、読者が出来る限りオキーフに近づけるように考えた。
オキーフが暮らし、大切にしていた場所、太陽のかがやくその驚くほど美しい場所を彼女と一緒に歩いているつもりで、彼女の目を通してものを見て、感じてもらおうと努めた。

他人を理解したいと思ったら、思い込みや憶測は禁物だ。
自分の目で、その人のいた場所を、ちらとでも見ればいいのだ。

細かなことに繊細な目を向けて生きることだ。
季節の花、石に落ちる水の音、暮れなずむ頃の気配などに。
そうすることで自分が大きくなれるからではない。
自分を超越するものと調和して生きられるようになるからだ。




キヨは裸に、どこに空いているのか検討の着かない隙間から、海から吹き上がり、山に当たり、山に生えた木々の木の陰で冷やされ、岩場を伝って降りてくる風を感じた。
キヨの首を両の手で絞めた。息がつまり、キヨは血がいっせいに頭に駆け上がって、苦しさのため体が痙攣し始めるのを知った。
武はふっと手を離した。
子トンと体のどこかで音が立ち、その音に向かって自分が落ちながら、武の性器が動いているのを感じた。
キヨはいくつもいくつも自分が破れ、その破れ穴に向かって自分の力が集まり、全身が固くなっていった。


キヨは一人でくすくす笑った。
「疲れが取れるから、なぁ、きれいに洗ったるから」
キヨはいい、それから湯に身体を沈めた。
そうやっていると自分の体に湯がはいりこみ、
湯の中に武の精液が溶け出し、自分が体の中から元の生娘に戻るのだった。
キヨは覗いているものがいるなら、生娘に変わるその姿を見せてやりたかった。
キヨは湯の中で、武の牛や馬や犬をなぶった指で触れた体の隅々を、タオルでぬぐった。
そうすることでまたキヨの肌は、一度も男が触れたことのない生娘の肌になった。

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  1. 2012/11/22(木) 01:43:39|
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