一色淡生の全体面線点

思い付いたこと書く

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書き取り

書き取りは気になった言葉を書き取っておいたもの


完璧を目指すものは生活の中に内なる光の反射を見つけなければならない。

アトリエは丘の端に建てられていた。
前方に棚があり、その先にはいくつもの農地と、サンタフェに続く農地が見渡せた。
大きな窓のおかげで、外の世界も身近だった。
長い時間、長い年月にわたって、オキーフはそこで光を描いた


「花について描かれた箇所がいいわ。
彼は花というものを良く理解していた。ねぇ、知ってる?
彼は蝶々は羽のある花であるといってるのよ。素敵な考え方じゃない?」

オキーフの一定不変のやり方を好む点、謙虚さ、正確さ、そう、彼女の、あの驚くべき正確さ。
彼女がなにかに触れるとき、そこには常に敬意が込められていて、丁寧な仕草で行われた。
視力の弱っていた彼女は、何かを見たいとき、それをほかのものから切り離して一つだけ見つめた。
何気ない行為が自然な儀式のように見えた。
例えばハンカチをたたむことも、彼女はあたかも、それが人間のなしうる最も重要なことだ、
とでもいうように行った。

ちょうど、茶道で慎重な振る舞いをするのに似ていた。
貝や石は的確な位置に置かれた。
彼女が長いこと着物のようなものを着ていたが、その着方も、
決して飾り立てるようなものではなく、茶道と同じ繊細さを以てなされた。

アビキューでのオキーフの生活を写したマイロンの写真は、オキーフ自身と同じくらい無駄のないものだ。
私は彼の撮る写真の、抑制された感じをすばらしいと思う。
この写真集には名前なんて必要ない気がする。
オキーフがひとつの花に意識を集中するとき、一瞬花と同化した彼女に名前などなくなるみたいに。


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  1. 2012/11/20(火) 22:05:24|
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